コラム・ひとりごと

2019.07.15

顎咬合学会

令和元年(2019年)6月22日(土)~23日(日)まで顎咬合学会に参加してまいりました。人生100年構想会議が厚労省に設置されて久しいですが、「人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。」との定義もあります。今回学会では「人生100歳時代を迎え、臨床力を磨く」とのテーマで2日間、東京。有楽町の国際フォーラムで開催されました。「2007年以降に生まれた方々はその半数が100歳以上の寿命を得られる」との研究もあります。まさに、「寿命 - 健康寿命 = 要介護状態」 の健康寿命が延伸されなければ、要介護状態や入院の時間帯が果てしなく長くなってしまっては、どんなに医学が進歩し寿命だけが大きく延びても、元気に働いたり、遊んだり出来なければ、「全ての人が元気に活躍できない、不安にしか暮らすことができない社会」になってしまい、皆様の人生は豊かなものにはならないかもしれません。学会では、これから長い人生に備え、最新の予防歯科医学やデジタルデンティストリーなどについて多岐に、わたる講演がなされました。海外からは米国のカリフォルニア大学のLe.Bach先生が特別講演をされ、インプラント周辺治療についても極めて臨床的で興味深いお話を拝聴することが出来ました。

カテゴリー : コラム・ひとりごと